ネット掲示板やSNSでは、炎上が起きるたびに「ひるおびは打ち切りになるのではないか」「スポンサーが撤退している」という噂が飛び交います。しかし、テレビ業界の現場データと広告ビジネスの構造を冷静に分析すると、実情はネット上の言説と大きく異なります。
まず視聴率の観点から見ると、『ひるおび』は同時間帯(平日10:25〜13:55)において、日本テレビ系列『ヒルナンデス!』やフジテレビ系列『ぽかぽか』、テレビ朝日系列『大下容子ワイド!スクランブル』と激しいトップ争いを繰り広げています。50代〜70代以上のシニア層を中心とした「個人全体・世帯視聴率」においては依然として強固な基盤を維持しており、同時間帯の視聴率ランキングで上位を記録し続けています。
一方で、現在のテレビ業界が広告収入の指標として最も重視する「コア視聴率(13歳〜49歳の男女個人視聴率)」においては苦戦を強いられており、これが「打ち切り説」を補強する一因となっています。ネット上でのスポンサー企業への抗議活動(いわゆるスポンサー電凸)も散見されますが、即座に大口スポンサーの一斉撤退に繋がるケースは極めて稀です。ただし、企業側のコンプライアンス意識の高まりを受け、過度な炎上を起こしたコーナーへの個別のCM差し替えや提供クレジットの自粛が発生することは事実であり、制作陣にとって大きなプレッシャーとなっています。