この現象は、2Dの画面の中だけに留まらない。最新のVRメタバース空間では、この「頭の悪い人」を3Dモデル化したアバターが爆発的な人気を集めている。美男美女のアバターがひしめき合う仮想空間において、あえてこの虚無な表情で歩き回るユーザーたちがコミュニティ内で独特の存在感を放っているのだ。
「アバターがリアルになればなるほど、コミュニケーションに緊張感が生まれる。でも、このアバターなら最初からハードルが下がりきっているから、誰とでも気楽に話せる」と、あるヘビーユーザーは語る。メタバースにおけるコミュニケーションの潤滑油として、このデザインが機能しているのは興味深い事実だ。