手荷物を預ける際、最も厳格に管理されているのが「締め切り時間」です。ANAが公表している運送約款および搭乗手続きルールでは、分単位でのタイムリミットが設定されています。
国内線において、手荷物預けカウンターおよび自動手荷物預け機の受付締め切り時間は出発時刻の30分前(混雑指定空港や繁忙期は40分前推奨)です。航空法および保安規定により、保安検査場の通過締め切りが出発時刻の20分前、搭乗口への到着が出発時刻の10分前と完全に固定されているため、手荷物預けで30分前を過ぎると保安検査の締切に間に合わず、自動的に予約便への搭乗ができなくなります。
国際線の場合はさらに前倒しの行動が義務付けられており、手荷物預けおよびチェックインの締め切り時刻は出発時刻の60分前です。羽田空港第2・第3ターミナルや成田空港、関西国際空港などの大型ハブ空港では、出国審査や保安検査の大混雑が発生しやすいため、航空会社各社は出発の2時間半〜3時間前の空港到着を強く推奨しています。
「自分はチェックイン済みでモバイル搭乗券を持っているから大丈夫」と過信し、出発25分前に空港へ駆け込んでも、手荷物預け機が締め切られて預け入れができず、結果として搭乗を断念せざるを得ないケースがSNS上でも多数報告されています。手荷物がある場合は、手荷物なしの旅客よりも最低でも20〜30分の余裕を持った旅程設計が必須です。