ペナントレースの中盤から終盤にかけて、1勝1敗の重みは春先とは比較にならないほど増大します。セ・リーグ最新順位表およびパ・リーグ最新順位表では、首位争いだけでなく、Aクラス(3位以内)入りをかけたデッドヒートが連日展開されています。
ゲーム差が「1.5」前後にひしめき合う混戦状態では、直接対決での「スイープ(同一カード3連勝)」が順位を一変させる要因となります。チーム状態の良し悪しを測る上では、直近10試合の勝敗数や、得失点差(ピタゴラス勝率の指標)に注目することが有益です。得失点差がプラスであるにもかかわらず順位が伸び悩んでいるチームは、1点差ゲームの勝率が改善することで急浮上するポテンシャルを秘めています。
一方、プロ野球個人成績ランキングに目を向けると、首位打者や本塁打王、最多勝、最優秀防御率といった主要タイトルの争いがチームの勝敗と密接に連動しています。特に、得点圏打率の高いクリーンナップを擁する打線や、WHIP(1イニングあたりに出す走者数)が1.00を切る絶対的守護神を確立しているチームは、終盤戦の接戦で極めて高い勝率を記録しています。