大事故の直後、SNSや掲示板などの埼玉の陥没事故に対するネットの反応では、様々な憶測や誤った情報が瞬く間に拡散しました。中でも目立ったのが、「トラックの過積載が道路を破壊したのではないか」「運転手の過失ではないか」という心ない声や、逆に「行政による手抜き工事が原因の人災だ」という極端な言説です。
しかし、警察および国土交通省の公式調査資料によると、当該トラックの積載量は法定規定値を下回っており、過積載の事実は一切確認されていません。トラックは正規のルートを制限速度内で走行していただけであり、運転手に過失は微塵も存在しないことが明確に証明されています。
また、「前日に工事をしていたから崩れた」という噂についても、現場付近で行われていたのは道路補修ではなく通信ケーブルの点検であり、直接の崩落原因とは無関係であることが関係者の証言によって判明しています。地下深くで長年かけて進行した空洞化は、地表からの目視点検だけでは察知が極めて困難であり、個人の責任に帰すことのできない構造的課題なのです。