成形から衣付けに至る工程は、爆発事故を防ぐための防波堤を作る作業です。従来の「小麦粉→溶き卵→パン粉」という三段構えの手法は、小麦粉の付き方にムラができやすく、卵液が弾かれて微細な隙間を生むリスクを抱えています。
失敗を完全に排除するためには、クリームコロッケ用バッター液の作り方を導入するのが最も効果的です。薄力粉(大さじ4)、卵(1個)、水(大さじ1〜2)、サラダ油(小さじ1/2)を泡立て器でダマなく混ぜ合わせた濃厚な衣液を用意します。少量の油を混ぜることで衣の結着力が増し、タネ全体を隙間なくコーティングできます。
また、クリームコロッケの衣をサクサクにするコツとして、生パン粉の活用が推奨されます。乾燥パン粉に比べて水分を適度に含む生パン粉は、油に入れた瞬間に余分な水分が蒸発して無数の気泡を作り、軽やかな歯ざわりを生み出します。タネを8等分して俵型に整えたら、冷たいうちに手早くバッター液を潜らせ、パン粉を上から優しく包み込むように押し当てて密着させます。