直接対決の試合後、両者がメディアの前で発するコメントには、互いへの深い敬意とプロとしての矜持が滲み出ています。
菊池雄星は大谷に痛烈な本塁打を浴びた際にも、言い訳を一切口にせず「打たれた瞬間、それとわかる当たりでした。あれだけの打者に対して中途半端な球を投げたらスタンドに持っていかれる。次は抑えられるように腕を振るだけです」と潔く後輩の打撃を称賛します。その表情には、悔しさとともに世界最高の打者へと成長した同門の後輩と戦える喜びが微かに浮かびます。
対する大谷翔平もまた、菊池からの本塁打について問われると表情を引き締め、「雄星さんは高校時代からの憧れの先輩ですし、常に特別な感情はあります。打席では先輩後輩関係なく、素晴らしいピッチャーなので集中して打ちにいきました」と語り、常に敬意の念を忘れません。
X(旧Twitter)や5ちゃんねる、米国の現地実況スレッドなどでも、この2人の対決は毎度大きな盛り上がりを見せています。
- 「岩手の小さな街の同じ高校から、メジャーの頂点で投げ合い打ち合う2人が出た奇跡に毎回鳥肌が立つ」
- 「大谷がホームランを打った後のベース一周で見せる引き締まった表情と、菊池の悔しがりながらも前を向く姿が美しい」
- 「MLBの日本人対決の中でも、この2人の勝負は一切の駆け引きなしのストレート勝負が多くて胸が熱くなる」
ファンが惹きつけられるのは、単なる勝敗の行方だけでなく、画面越しに伝わる2人の純粋な野球小僧としての魂のぶつかり合いです。