しかし、幸福な家庭生活は長くは続きませんでした。2011年8月、結婚からわずか5年でふたりは正式に離婚を発表します。円満に見えた夫婦関係の根底には、表現者同士ならではの深刻な生活意識の乖離が存在していました。
大きな要因のひとつが、内野聖陽の「役作りに命を懸ける徹底したリアリズム」でした。内野は出演作品が決まると役に完全に没入するため、自宅とは別に仕事部屋(稽古用マンション)を借りて寝泊まりすることが常態化していました。家庭に生活の拠点を置き、子育てに専念しようとする一路真輝との間で、日常生活の共有に対する価値観のズレが徐々に拡大していったと報じられています。
さらに決定打となったのが、2010年9月に写真週刊誌で報じられた内野聖陽の密会・スキャンダル報道でした。既婚女性との車中密会疑惑や飲酒運転疑惑が世間を騒がせ、家庭環境の修復は極めて困難な局面を迎えます。報道陣の取材に対し、一路真輝は深く傷つきながらも冷静に対応し、長期間に及ぶ協議の末、「子どもの将来を最優先に考え、別々の道を歩む」という結論に至りました。