膨張したバッテリーを自宅で見つけた際、多くの人が「とりあえず後で考えよう」と引き出しの奥へ戻してしまいます。これは人間が未知の危険や面倒な手続きに直面した際に生じる「現状維持バイアス(正常性バイアス)」の典型例です。
しかし、膨張したバッテリーは経時変化とともに内部劣化が進み、夏場の室温上昇やわずかな落下衝撃をきっかけに、ある日突然発火するリスクを抱えた「時限火種」です。放置してリスクが減ることは絶対にありません。
迷ったときの明確な行動判断基準は極めてシンプルです。
【今すぐ取るべき行動基準】
・スマホ・携帯電話:最寄りの通信キャリアショップへ予約なしで持ち込む
・大手メーカー製バッテリー:メーカーの回収窓口へWeb申請する
・ノーブランド・型落ち品:自治体の清掃課へ電話し「膨張バッテリーの直接持込場所」を確認するか、家電量販店窓口へ電話確認の上で持ち込む
一時保管が必要な場合は、燃えやすい紙や布から離し、クッキーの空き缶や土鍋など金属製・陶器製の不燃容器に入れ、直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。