2000年代後半、この名曲はインターネットという新たな土壌で爆発的な第2の黄金期を迎えます。発端となったのは、ニコニコ動画を中心とした「IKZO(イクゾー)」ブームでした。
卓越したトラックメイカーやMAD職人たちが、『俺ら東京さ行ぐだ』のアカペラ音源をPerfume、ダフト・パンク、マキシマム ザ ホルモンなど、古今東西のクラブミュージックやロックとマッシュアップ。どのようなBPMやコード進行にも完璧にハマる吉幾三の天性のリズム感とボーカルの存在感に、ネットユーザーは「IKZOは天才ラッパー」「グルーヴの神」と驚嘆しました。
さらに、2018年にDA PUMPの『U.S.A.』が社会現象となった際には、有志によるマッシュアップ動画「俺らこんなU.S.A.いやだ」がSNSで拡散され数百万再生を記録。このネット上の盛り上がりに対し、吉幾三本人は怒るどころか「遊んでくれてありがとう」と公認・歓迎する度量の深さを見せ、2019年には全編全開の津軽弁ラップ曲『TSUGARU』を自らリリースするなど、カルチャーの最前線へ見事に返り咲きました。