天空の森を語る上で欠かせない存在が、オーナーの田島健夫氏です。同じく霧島の名宿「忘れの里 雅叙苑」の創業者でもある同氏は、日本の宿文化に茅葺き古民家や地産地消の概念をいち早く取り入れたパイオニアとして知られています。
田島氏が「人が自然に還る場所を作りたい」という構想を抱き、重機を自ら操りながら手作業で荒れ山を切り拓き始めたのは数十年前のことでした。気の遠くなるような年月と情熱を注ぎ込み、木々を一本一本植え替え、温泉を掘削して現在の天空の森を完成させました。
「人間は自然の一部である」という田島氏の確固たるフィロソフィーは、リゾート内の建築デザインから食事の提供スタイル、スタッフの自然体な接客に至るまで細部に息づいています。