平次と和葉の関係を象徴するアイテムといえば、和葉が手作りし平次に手渡している「お守り」です。幼い頃、平次の自宅にあった古い手錠で誤って2人が繋がれてしまい、外れなくなった際に残った「手錠の鎖の破片」が縫い込まれています。
このお守りは作中で何度も奇跡を起こしてきました。平次がコナンに貸し出した際には凶刃からコナンの命を救い、また平次自身が絶体絶命の危機に瀕した際にも弾丸や刃を防ぐ盾となりました。2人を物理的・精神的に繋ぎ止める絆の証として、ファンコミュニティでも屈指の名ギミックとして語り継がれています。
一方、ファンを長年やきもきさせてきたのが「平次からの告白」の行方です。工藤新一がロンドンのビッグベン前で蘭に告白したことを意識するあまり、平次は「新一以上の絶景スポットで告白する」という強いこだわりを見せてきました。
興行収入157億円を突破した劇場版『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』では、函館山山頂の100万ドルの夜景を前に、平次がついに和葉へ想いを叫ぶ劇的なシーンが描かれました。しかし、直前に投げ込まれたスタングレネード(閃光弾)の轟音により、肝心の和葉には声が届いていなかったという結末を迎え、劇場を大いに沸かせました。しかし原作の最新シリーズでは、このもどかしい関係性にも確実な前進が見られ、2人の距離はかつてないほど縮まっています。