見た目の美しさを優先するあまり、通信環境を自ら破壊しているケースは珍しくない。代表的な失敗例が、スチール製のラックや金属製ボックスへの収納だ。金属は電波を強力に遮蔽し、まるでファラデーケージのようにWi-Fi信号を閉じ込めてしまう。
通気口のない完全密閉型ボックスも危険だ。熱がこもり、夏場には一発でフリーズする。また、テレビ本体の真裏に直接貼り付ける設置も避けたい。大型有機ELテレビの背面パネルや基板がノイズ源となり、電波の到達距離が極端に縮むからだ。布をかぶせるだけのほこり除けも、放熱を妨害する上に火災リスクを伴うため厳禁と言える。