甘露煮などのスイーツ系だけでなく、近年グルメ界隈やSNSで注目を集めているのが「料理用フルーツ」としての金柑のポテンシャルです。甘味、酸味、ほのかな苦味の3要素を併せ持つ金柑は、動物性脂肪や塩気のある食材と組み合わせることで劇的な相乗効果を発揮します。
手軽で洗練された生の金柑 食べ方として専門家が一押しするのが金柑サラダです。完熟した生の金柑を種ごと薄切りにし、ベビーリーフ、生ハム、モッツァレラチーズ(またはブッラータ)と合わせ、上質なオリーブオイルと粗挽き黒胡椒、少量の岩塩を振るだけで、レストランの前菜に匹敵する華やかな一皿が完成します。
そして夕食のメインディッシュとして圧倒的な完成度を誇るのが金柑と豚肉のソテーです。豚ロース肉やポークソテーを香ばしく焼き上げた後、肉を取り出したフライパンに輪切りの金柑、白ワイン、バルサミコ酢、醤油、バターを加えて軽く煮詰めます。豚肉のリッチな脂の旨味を金柑のフルーティーな酸味が引き締め、濃厚でありながら後味のキレが良い極上のソースへと昇華します。
庭の収穫などで直面する金柑 大量消費の局面でも、このように「甘い保存食」と「塩気のある主菜」の2軸で消費ルートを確保しておくことで、飽きることなく最後まで旬の恵みを楽しめます。