本拠地T-モバイル・パークのレフトスタンドへ鋭い打球が突き刺さるたび、スタンド全体が地鳴りのような歓声に包まれる。チームの絶対的エース野手であるジュリオ・ロドリゲスは、さらなる進化を遂げていた。オフの期間中に徹底的な肉体改造と打撃フォームの微調整を敢行。変化球への対応力が格段に向上し、配球を読む洞察力にも磨きがかかっている。
グラウンド上のパフォーマンスにとどまらず、ベンチでのリーダーシップも特筆すべき変化だ。まだ若くしてチームの顔となった彼は、若手選手たちへ積極的に声をかけ、プレッシャーを歓喜へと変えるムードメーカーとして君臨する。「シアトルにリングをもたらす」という彼の強い言葉には、一切の迷いがない。本拠地の独特な海風をも味方につけた彼のフルスイングが、今季もチームを勝利へと牽引する。