北陸新幹線の全線開業に伴い、首都圏のみならず関西・中京圏からのアクセスが劇的に向上した。交通インフラの軸を担う西日本旅客鉄道による駅周辺開発を皮切りに、地元のホテル・旅館業は過去にない変革の波を迎えている。富山駅前は単なる通過点から「滞在型観光の要」へと脱皮を果たしたのだ。
この変化は建物の新設だけにとどまらない。地元の伝統工芸品を客室インテリアにあしらったり、富山の豊かな食文化を朝食ブッフェで提供したりと、地域一体となったおもてなしが加速。競合各社がしのぎを削ることで、サービスの質と空間デザインのレベルは年々高まりを見せている。