画面越しに届けられた「諦めないで」という言葉がこれほどまでに響く最大の理由は、彼女自身がその言葉通りの生き方を愚直なまでに実践してきたからに他ならない。華々しいエンターテインメントの世界で活躍しながらも、彼女は常に自身の限界を決めつけず、新たな学びへと足を踏み出してきた。
その最たる例が、53歳という年齢で高卒認定試験に合格し、通信制高校を卒業した出来事だ。多忙を極める芸能活動の合間を縫い、若者に混じって机に向かう決断は、並大抵の覚悟でできることではない。世間が勝手に作り上げる「年齢の壁」や「世体面」を軽やかに吹き飛ばし、夢や学びを追い求めるその姿は、同世代はもちろん、人生の岐路に立つあらゆる世代に強烈な勇気を与えたのだった。