もし外出後にPM2.5による蕁麻疹やかゆみが発生してしまった場合、迅速な初期対応が重症化を防ぐ分かれ道となります。
最優先すべきは、患部を絶対に擦ったり掻き壊したりしないことです。掻く刺激そのものがさらなるヒスタミンの遊離を促し、症状を広範囲に拡大させてしまいます。かゆみが激しい部位は、清潔なタオルで包んだ保冷剤や冷水で絞ったタオルを当て、血管を収縮させて鎮静化を図りましょう。
セルフケアで市販薬を活用する場合は、以下の基準で成分を選択します。
1. 内服薬(抗ヒスタミン薬)
全身に散発する蕁麻疹やかゆみには、体内からヒスタミンの働きをブロックする内服薬が最も高い効果を発揮します。日中の眠気や作業効率低下を避けるため、第2世代抗ヒスタミン薬(フェキソフェナジン塩酸塩、ロラタジン、セチリジン塩酸塩など)を選択するのが標準的です。
2. 外用薬(塗り薬)
局所的な強い赤みや炎症を伴う場合は、短期間で炎症を抑えるステロイド外用薬(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルなど)や、非ステロイド性の抗ヒスタミン軟膏(ジフェンヒドラミン配合薬など)を塗布します。ただし、目の周囲など皮膚の薄い部位へのステロイド使用は自己判断を避け、薬剤師や医師に相談してください。