どん底を経験した表現者が選んだ唯一の再生の道は、やはり「音楽」でした。大手レコード会社からの契約解除という逆境の中、ASKAは2017年に自主レーベル「DADA label」を立ち上げ、インディーズ体制で楽曲制作を再開させます。
復帰初期にリリースされたアルバム『Too many people』や『Black&White』は、長年培われたソングライティングの鋭さと、圧倒的な表現力が健在であることを鮮烈に証明しました。自らの過ちや苦悩を赤裸々に落とし込んだ歌詞は、従来のファンのみならず多くの音楽リスナーの心を揺さぶります。
2018年からはフルオーケストラを従えたシンフォニックコンサートや全国ツアーを敢行。ステージ上で響き渡る圧巻のハイトーンボイスとエモーショナルな歌声は、事件の影を払拭するほどの熱量を帯びており、音楽関係者からも高い評価を集めるに至りました。