自己愛的な人物のターゲットにされやすいのは、皮肉にも責任感が強く、共感力が高く、人を疑わない誠実な人物です。職場のターゲットやモラハラ配偶者となった被害者は、相手の不条理な怒りや批判を「自分が悪いのではないか」と内面化してしまい、深刻な自責感やうつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に追い込まれるリスクを抱えています。
被害者が辿る最悪のシナリオは、自己肯定感を完全に削り取られ、加害者なしでは意思決定ができない「共依存状態」に縛り付けられることです。心身の健康を破壊される前に、まず「相手の異常性」を客観視することが回復への第一歩となります。
相手の機嫌を取ろうとする努力や、話し合いによる相互理解への期待は一切通用しません。第三者の専門家(心療内科医、弁護士、公認心理師など)を頼り、加害者が植え付けた罪悪感から自らを切り離す作業が不可欠です。