広大な農場実験エリアに足を運ぶと、そこには泥臭い作業のイメージとはかけ離れた光景が広がっていた。自律走行するドローンや各種センシング機器が、作物の成長度合いや微小な病害虫の兆候をミリ波レーダーとAIで監視している。
気候変動によって従来の栽培ノウハウが通用しなくなりつつある今、環境適応型作物の開発は急務だ。遺伝子解析技術と現場のフィールドワークを融合させ、厳しい気候下でも高収穫を維持できる品種の研究が精力的に進められている。収穫された作物はすぐさまデータ化され、次の施肥計画へとフィードバックされる仕組みだ。