この事件は、大相撲の不祥事の歴史において最大の処分と改革をもたらす契機となりました。日本相撲協会は山本順一親方に対して即座に解雇処分を下し、相撲界から永久追放しました。これは当時の協会規定の中で最も重い処分でした。
裁判では、山本元親方に懲役5年6月の実刑判決が下され、実行犯の元力士3名にも執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。これにより、閉鎖的な空間で行われていた暴力的な指導は「伝統」ではなく完全な「犯罪」であると司法によって断罪されたのです。
その後、時津風部屋は元幕内・時津海(坂本正博氏)が急遽現役を引退して部屋を継承。暴力根絶に向けたコンプライアンス委員会の設置や外部有識者の登用など、相撲界全体のガバナンス改革が本格化するきっかけとなりました。