この分野において、日本の商用車市場を牽引するメーカー同士の熾烈なシェア争いが続いている。いすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、そしてUDトラックスの4社は、それぞれ独自のシャーシ構造とサスペンション技術を投入し、低床化と走行安定性の両立にしのぎを削る。
日本の自動車製造業が抱える課題は、過酷な道路環境下での耐久性を維持しながら、いかにフレーム位置を下げるかという点にある。小径タイヤを採用すれば小回りは利くものの、路面からの振動が直接車体に伝わりやすくなる。メーカー各社はエアサスペンションの高度な制御技術や高張力鋼板の採用によってこのジレンマを克服し、高品位な輸送クオリティを担保する車体を作り上げている。