この建造物を特別な存在にしている理由の一つが、ファサードや空間全体に流れるクラシカルかつモダンな造形美だ。コンセプトデザインを手掛けたのは、英国建築界の巨匠マイケル・ホプキンス卿。彼は、向かい合う東京駅丸の内駅舎との歴史的調和を深く考慮し、伝統と革新が融合した現代建築デザインを提示した。
低層部には重厚感溢れる石積みの意匠を採用し、街路を歩く歩行者に温かみと圧倒的な安心感を与える。一方で、高層部は精緻なガラスとスチールで構成され、未来への飛躍を象徴。歴史ある街並みの文脈を断絶させることなく、新たな景観へと昇華させた建築哲学は、館内を歩くだけでも肌で感じ取ることができる。