現在の韓国市場で覇権を争っているのが、成分処方の高度化だ。中でも代表格として知られる「赤のボトル」で有名なコレオロジー(Coleology)は、フォルスコリン成分を中心に体脂肪減少へのアプローチを前面に打ち出し、市場のベストセラーとして君臨し続けている。これに対し、コスメ界の巨人アモレパシフィックなどの大手企業は、長年のバイオ研究に基づいた独自特許成分を投入し、激しいシェア争いを繰り広げている。
現地ソウルのヘルス&ビューティーストア大手オリーブヤングの棚を見渡せば、その進化のスピードは一目瞭然だ。かつての「ただ痩せる」を謳う抽象的な製品は姿を消し、炭水化物の分解を助ける高活性酵素や、GLP-1(痩せホルモン)の分泌を自然に促す植物性抽出物など、医療級のアプローチを模した製品が主流となっている。しかし、これらの高濃度成分が人間の代謝系に与える実際のインパクトについては、摂取量や個人の体質による差が非常に大きいことを忘れてはならない。