公用車とは、国や地方自治体などの行政機関が公務を遂行するために保有・使用する車両の総称です。警察車両や消防車のような特殊車両を除き、行政職員の移動や巡回、首長・要人の送迎などに幅広く用いられています。
日常会話では混同されがちな類似用語との間には、明確な定義の違いが存在します。
- 社用車との違い:社用車は民間企業が事業活動や営利目的のために所有・リースする車両です。一方の公用車は、原資に公金(税金)が充てられており、営利活動ではなく公共の利益と行政事務の円滑化のために運用されます。
- 官用車との違い:官用車は主に中央省庁など「国の機関」が使用する車両を指す法令用語・実務用語です。広義の公用車の中に、国家公務員が使う「官用車」と地方自治体が使う「公用車(地方公用車)」が含まれる関係にあります。
公用車は国民や地域住民の財産であるため、その調達方法や維持費、日々の運行記録には極めて高い透明性と説明責任が課されています。