清水依与吏は1984年7月9日生まれ。2026年の誕生日を迎えると42歳となる。同世代のJ-POPアーティストの中でも、ひときわ異彩を放つ存在だ。若々しいエネルギーを保ちながらも、大人の哀愁と包容力を醸し出すその佇まいは、40代を迎えてより一層深みを増している。
彼の音楽活動の原点には、非常にドラマチックな背景がある。群馬県出身の彼は高校時代、陸上競技(高跳び)に打ち込み、インターハイ出場を果たすほどのスポーツマンだった。しかし、当時の恋人に振られた悔しさをきっかけにギターを握り、バンドを結成。自らを「彼女にとって型落ち(back number)の男」と自虐的に称したことがバンド名の由来であることは有名だ。失恋の痛手から立ち上がった男のドラマが、今の表現の骨格をつくっている。