キー局の衣装担当スタイリストたちは、どのようにしてあの完璧な画面映えを作り出しているのか。日本テレビやテレビ朝日の制作現場に携わるプロに取材を試みたところ、そこには緻密な衣装コーディネートのノウハウが存在していた。
第一に重要なのは「靴と裾の距離感」だ。ヒールの高さは7センチから9センチを基本とし、足首から足の甲へのラインを一直線に見せるパンプスが選ばれる。さらに、スタジオセットの床色と同化しない補色をスカートや靴に配することで、視覚的に脚が長くスリムに見える効果を生み出している。撮影裏話として、本番直前に肌の光沢感を調整するボディローションを塗布するなど、ミリ単位の美へのアプローチが重ねられているのだ。