テレビ画面越しには華やかに見えた近藤サトさんですが、その裏では極めて早い時期から白髪との孤独な戦いが始まっていました。白髪が生え始めたのは、フジテレビに入社して間もない20代半ば(20代後半頃)のことです。
フジテレビの花形アナウンサーとして『FNNスーパータイム』などの報道番組を任され、若さと美貌を求められるプレッシャーの中で、若白髪の存在は絶対に知られてはならない秘密でした。当時は3週間に1度、少しでも根元が白くなれば即座に染める過密なメンテナンスを余儀なくされていました。
長年にわたる頻繁なカラーリングは頭皮に過度な負担をかけ、やがて強いかゆみやアレルギー反応といった皮膚トラブルにも悩まされるようになります。「染めなければならない」という強迫観念と、身体が発する悲鳴。20代から40代に至る約20年間、彼女はアナウンサーとしてのプロ意識と身体の限界の狭間で苦しみ続けていました。