航空業界を取り巻く環境は激変している。フライトによる運賃収入だけに依存するビジネスモデルからの脱却は、今や航空各社にとって生存をかけた最重要課題だ。日本航空株式会社を牽引する鳥取三津子社長と赤坂祐二会長は、非航空事業の柱としてフィンテック分野の拡張を力強く推し進めている。
その中核を担うのが、デジタル決済プラットフォームの進化だ。従来のマイレージサービスを単なるポイント付与の枠組みから脱却させ、日常生活のあらゆる決済データを自社経済圏に取り込もうとしている。フライトを伴わない日常生活でいかに顧客との接点を維持するか。この課題に対する明確な回答が、独自のキャッシュレス決済インフラの強化であった。