ネット掲示板やSNSでは、一時期「ヲタ芸の流行は終わった」「北の打ち師達はオワコン化した」といった辛辣な言説が見受けられました。しかし、カルチャーの現場を定点観測すると、全く逆の現象が起きていることが分かります。
彼らが手掛ける北の打ち師達のヲタ芸動画は、単なるアイドルの応援芸から「Cyalume Dance(サイリウムダンス)」という国際的な競技・ステージアートへと完全に昇華しました。米津玄師やYOASOBI、RADWIMPSなどの名曲に合わせたパフォーマンス動画は、国内のみならずアジアや欧米のダンスコミュニティでもバイラルを起こし、累計再生回数は数千万回に達しています。
YouTubeのコメント欄やSNSの生の声を見ても、以下のような確固たる支持が定着しています。
- 「高校生の頃に見て鳥肌が立った動画を、今見返しても演出の美しさに息をのむ」
- 「過激な炎上で再生数を稼ぐクリエイターが多い中、技術一本で魅せる姿勢を尊敬している」
- 「大人になってからのサイリウムダンスは、円熟味とキレが増して別次元のアートになっている」
大衆迎合的なバズを追う段階を終え、世界に通じる固有のパフォーマンス文化を確立した彼らに対し、単なる再生回数の減少をもって「オワコン」と断じるのは、現代のクリエイターエコノミーの本質を見誤った誤解と言わざるを得ません。