第二神明道路で唯一のサービスエリアである明石SAを訪れてまず驚かされるのが、上り線と下り線をつなぐ連絡歩道橋の存在です。一般的な高速道路の休憩施設では、進行方向側の一方しか利用できないケースが大半ですが、明石SAでは連絡橋を渡ることで、反対車線の施設へ徒歩3分ほどでアクセスできます。
この構造がもたらすメリットは極めて大きいです。例えば、下り線(姫路・淡路方面)へ向かう途中に「上り線限定のスイーツを買いたい」あるいは「上り線のレストランで食事をしたい」といったニーズをそのまま満たすことができます。連絡橋の中央からは第二神明道路を行き交う車列を一望でき、ドライブのちょっとした気分転換スポットとしても機能しています。
下り線と上り線の違いに目を向けると、それぞれ明確な個性が打ち出されています。下り線は広々としたフードコートと充実したお土産コーナーが特徴で、播州・淡路・四国方面へ向かう旅行者のハブとしての役割を担っています。一方の上り線は、落ち着いた雰囲気のレストランやベーカリー、開放的なテラス席が配置されており、神戸・大阪方面へ戻る際の疲労を癒やす空間設計が際立ちます。双方が補完し合うことで、利用者は1回の立ち寄りで2倍の選択肢を享受できる仕組みです。