このスキャンダル報道がもたらした最大の痛手の一つが、ユニット「亀と山P」のオリジナルアルバム『SI』の発売中止でした。2005年の社会現象ドラマ『野ブタ。をプロデュース』から15年の節目を記念した大型ドームツアーおよびCDリリースは、ファンにとって長年待ち望んだ夢の企画でした。
ツアーは感染症拡大により延期から中止へと追い込まれ、さらに活動自粛期間に入ったことでアルバムの発売も無期限延期に。結果として、後述する退所によってアルバムはお蔵入りとなり、幻のプロジェクトとなってしまいました。
そして活動自粛が続いていた2026年10月末、山下智久は旧ジャニーズ事務所を正式に退所します。退所理由の直接的な引き金となったのは、かねてよりオーディションを受けていたハリウッド映画『マン・フロム・トロント』への出演オファーでした。カナダでの撮影参加のリミットが迫る中、自粛期間中であるために事務所所属のままでは渡航が難しい状況に直面。「幼少期からの夢であった海外進出のチャンスを逃したくない」という本人の強い意志と事務所側の協議の末、活動自粛の明けないまま電撃退所という異例の幕引きが選ばれました。