この事件に伴い、世間とメディアを最も騒がせたのが「灰皿テキーラ」の噂の真相を巡る議論でした。事件直後、一部週刊誌やネット上で「海老蔵が灰皿にテキーラを注ぎ、相手グループの頭に浴びせたり無理やり飲ませようとしたことが暴力の発端になったのではないか」というセンセーショナルな情報が拡散されました。
しかし、その後の警察の取り調べや裁判の公判記録において、「灰皿でテキーラを飲ませた」という確定的な客観証拠は認定されていません。海老蔵本人も記者会見でこの疑惑を明確に否定しており、加害者側の供述の食い違いや夜の街特有の伝聞が誇張されて広まった可能性が高いと結論づけられています。
とはいえ、髪を引っ張る、服を濡らすといった泥酔状態での悪絡みや挑発的な態度があったこと自体は双方の証言から浮き彫りになっており、「灰皿テキーラ」という象徴的なフレーズが一人歩きするほど、当時の海老蔵の酒席での態度は世間から厳しく糾弾される要因となりました。