二人の関係に致命的な破綻をもたらしたのが、2000年代後半に巻き起こった母親のメディア露出騒動だ。安達有里が突如として発表したヘア写真集、さらには当時のサンズエンタテインメントなど芸能プロダクションを巡る思惑、そしてアダルトビデオへの出演劇は、日本の芸能界を激震させた。
本格派女優として確固たる地位を築いていた娘にとって、実母のこの暴走とも思える決断はあまりにも大きな衝撃だった。「なぜ今、母がそこまでするのか」という葛藤。周囲の好奇の視線や心無い噂話に直面した安達祐実は、激しい怒りと強い困惑を隠せなかった。メディアでは親子の完全な絶縁状態が報じられ、お互いに言葉を交わすことすら拒む長い冷戦期へと突入することになる。