これまでの学級目標は、模造紙に絵の具で書くか、習字の得意な生徒が代表して書くのが一般的だった。だが、今の教室は違う。生徒たちは使い慣れたタブレット端末を取り出し、デザインアプリや共同編集ツールを使って、全員でアイデアを出し合う。フォントの選定から配色、背景のグラフィックデザインに至るまで、すべてデジタル上で完結させるクラスも珍しくない。
出来上がった作品は、カラープリンターで印刷されて教室の壁を飾るだけでなく、クラスの共有ドライブのトップ画面や、保護者向け連絡アプリのヘッダー画像としても活用される。アナログの毛筆文化とデジタルの融合によって、学級目標は「見るもの」から「日常的に使うアイコン」へと進化を遂げている。