「首や脇にしこりがあるけれど、どの診療科に行けばいいのか分からない」という迷いは非常に多く聞かれます。適切な診療科の選択は、スムーズな確定診断への近道です。
首筋や顎の下、鎖骨周辺のしこりの場合は、まず「耳鼻咽喉科(頭頸部外科)」の受診が第一選択となります。耳鼻咽喉科の医師は首周りの解剖に精通しており、鼻腔・咽頭の視診や高解像度エコー検査、細胞診(針を刺して細胞を吸い出す検査)をその場でスムーズに行える体制が整っているためです。
一方、脇の下や太ももの付け根のしこり、あるいは全身の発熱や体重減少を伴う場合は、「血液内科」や総合内科の受診が適しています。近隣に専門診療科がない場合は、まずかかりつけの内科を受診し、紹介状をもらって地域の中核病院へ連携を図る方法が現実的です。しこりの大きさが2cmを超えている場合や、2週間以上経過しても縮小傾向が見られない場合は、迷わず受診を決断してください。