音楽隊員の待遇面について調査すると、隊員たちには地方公務員の「公安職俸給表」が適用されています。給与体系は階級(巡査、巡査長、巡査部長等)や勤続年数に応じて明確に定められており、20代巡査で年収400万〜500万円前後、30代巡査部長クラスになると年収600万〜700万円以上に達します。一般の民間プロ楽団奏者が直面しがちな収入の不安定さや契約打ち切りのリスクがなく、極めて安定した経済基盤が保証されているのが大きな特徴です。
しかし、高待遇の裏には公務員ならではの厳密な職務規範が課せられています。関係者の証言や現場の取材データによると、隊員は平日に合奏や個人練習、ドリルフォーメーションの訓練を重ねる一方で、大規模災害時の災害派遣や要人警護、大規模イベントにおける雑踏警備など、「有事には一人の警察官として現場に投入される」という重大な責務を負っています。
SNSやネット上の掲示板(5ch・Yahoo!知恵袋など)に寄せられる口コミでも、「演奏会で感動して憧れたが、友人の隊員は拳銃射撃訓練や柔道・剣道の稽古も欠かさずこなしていて驚いた」「演奏技術だけでなく精神的なタフさが求められる過酷な世界」といった現場のリアルな声が散見されます。音楽のプロフェッショナルであると同時に、法を執行する治安維持のプロフェッショナルでなければならないという二面性が、彼らの日常を支えています。