家具量販店や一般的なインテリアショップで同等クラスのソファーを探すと、5万〜10万円を超えるケースも珍しくありません。タンスのゲンが驚異的なコストパフォーマンスを実現できている背景には、徹底的に無駄を削ぎ落とした独自のビジネスモデルがあります。
最大の要因は、無店舗型のD2C(Direct to Consumer)ビジネスモデルです。全国に実店舗を展開する場合にかかる莫大なテナント料、店舗スタッフの人件費、展示用在庫の維持費が一切かかりません。福岡県大川市の家具卸からスタートした同社は、ネット通販へいち早く舵を切ることで固定費を極限まで圧縮しました。
さらに、海外の提携工場で企画から製造までを一括管理し、商社などの中間マージンを完全排除しています。コンテナ単位での大量輸送や、ソファーを圧縮梱包して配送サイズを小さくする工夫により、昨今高騰する物流コストも大幅に削減。素材や構造自体のクオリティを落とさずに、販売価格だけを引き下げる仕組みを確立しています。