過去から現在に至るまで、実際に世間を騒がせた主な逮捕事例を罪名別に分類すると、いくつかの明確なパターンが浮かび上がってきます。単なる個人的な過失にとどまらず、組織的な犯罪ネットワークに巻き込まれている事例も少なくありません。
1. わいせつ電磁的記録等送信頒布(FC2・無修正配信・個人撮影)
近年の摘発事例で圧倒的に多いのが、モザイク処理を施していない無修正動画をインターネット上で販売・有料配信した容疑です。かつてはFC2コンテンツマーケットや海外サーバーを経由したライブ配信サイトが温床となっていましたが、警視庁サイバー犯罪対策課による「国境を越えた摘発」が進み、関与した女優本人のみならず撮影スタッフやアフィリエイターが一網打尽にされるケースが相次ぎました。数千万円から数億円に上る売上金が没収される事態となっています。
2. 詐欺罪・電子計算機使用詐欺(パパ活マニュアル・特殊詐欺)
「頂き女子」を自称するインフルエンサーの詐欺マニュアルを購入し、男性心理を手玉に取って数千万円を詐取した事例や、いわゆる「闇バイト」経由で特殊詐欺の受け子・出し子に加担して逮捕されたケースです。背後にホストクラブの高額な売掛金(借金)返済を抱え、短期間で大金を用意しなければならない極限状態に追い込まれた末の犯行が目立ちます。
3. 麻薬及び向精神薬取締法違反・覚醒剤取締法違反
夜の街の交友関係やアンダーグラウンドな人脈を通じて違法薬物に手を染め、自宅やホテルでの所持・使用現場を家宅捜索されて現行犯逮捕される事例です。近年では危険ドラッグや規制対象となった指定薬物(指定カンナビノイド等)の所持による摘発も確認されています。
4. 恐喝・強要・暴行トラブル
交際相手や元所属事務所関係者、あるいはパトロンであった一般男性との金銭トラブルをきっかけに、「関係を暴露する」「危害を加える」などと脅迫して現金を脅し取ろうとした容疑での逮捕です。SNSの普及により、感情的なメッセージのやり取りがそのまま動かぬ物的証拠として警察に押収されるパターンが定着しています。