まず前提として知っておくべきは、法務省が管轄する少年院(通称:年少)において公式に指輪が支給・貸与される事実は一切ないという点です。矯正施設内では保安上の理由から私物の持ち込みや貴金属の着用は厳しく制限されており、公式な記念品としてアクセサリーが渡されることは制度上あり得ません。
では、なぜ「年少リング」という言葉が存在するのでしょうか。噂の真相を紐解くと、主に2つのルーツに行き当たります。ひとつは「出所(仮退院)時に地元の先輩や仲間から更生・満期を祝って贈られる指輪」であり、もうひとつは「施設内で隠れて作られたとされる伝説のハンドメイドリング」です。これらが混ざり合い、ストリートや不良少年たちの間でいつしか「年少リング」と呼ばれるようになりました。