矢沢永吉にとって聖地である日本武道館公演において、『止まらないHa〜Ha』は単なるレパートリーの1曲にとどまりません。アンコールのクライマックス、あるいは本編のラストスパートを飾るライブセトリの絶対的定番曲として、幾度となく武道館の天井を無数のタオルで覆い尽くしてきました。『トラベリン・バス』と並び、この曲なしでは矢沢のライブは完結しないと評されるほどの存在です。
さらに注目すべきは、近年出演した『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』や『SUMMER SONIC』などの大型野外ロックフェスにおける熱狂です。矢沢の単独公演を観たことがない10代・20代の若いオーディエンスが集まるフェスの現場でも、この曲のイントロが鳴った瞬間、フィールド全体が地鳴りのような歓声に包まれます。
往年のファンのみならず、初見の観客までもが持参したフェス用タオルを一斉に宙へ放り投げ、世代を超えて巨大なサークルを作り出す光景は圧巻の一言。各種メディアが実施する矢沢永吉の代表曲ランキングでも常に最上位に君臨し続ける理由は、現場のオーディエンスを強制的に高揚させる圧倒的なライブ力にあります。