昔のしまじろうが怖い?らむりん消えた真相とデザイン激変の全貌

昔のしまじろうが怖い?らむりん消えた真相とデザイン激変の全貌

昔のしまじろうが怖い?らむりん消えた真相とデザイン激変の全貌についての最新情報をお届けします。

SNSや動画サイトで度々トレンド入りを果たす「昔のしまじろう 怖い」というトピック。現在2歳〜6歳の子どもたちが親しんでいる愛らしい3頭身の姿を見慣れた目からすると、1980年代後半から1990年代初頭のビジュアルには明らかな異質感があります。

株式会社ベネッセコーポレーション(旧・福武書店)が1988年に『こどもちゃれんじ』を開講した当時の初代パペットや印刷教材のイラストを確認すると、現代との決定的な違いがいくつか浮かび上がります。

当時のビジュアルにおける最大の特徴は、トラ本来の野性味を感じさせるリアル志向の造形です。耳が尖り、目元は切れ長で瞳孔の描写がリアルかつ小さく、鼻筋から口元にかけては実際のネコ科動物特有のマズル(口吻部)の立体感が強く表現されていました。さらに、教材に付属していた初代パペットは、フェルト生地や硬めのボア素材で縫製されており、影の落ち方や光の反射によって「笑っているのに目が笑っていない」「暗がりで見ると不気味」といった印象を与えていたのです。

この初期造形から現在の柔和な姿へと移行したデザイン変更の理由には、明確な児童心理学のアプローチがありました。幼児が直感的に安心感と愛着を抱く「ベビーシェマ(大きな頭、丸い輪郭、低い位置にある大きな目)」の法則を徹底的に研究。1990年代中盤以降、しまじろうの輪郭はより丸く、耳の先端は緩やかなカーブを描くようになり、服もリアルなサロペットからコントラストの効いた赤と青のツートンカラーへと洗練されていきました。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。