浅丘ルリ子との離婚理由について、当時は「性格の不一致」や「生活リズムのズレ」が語られましたが、その根底には高齢の実母の介護問題が深く横たわっていたと報じられています。
結婚当時から大スターとして昼夜を問わず第一線で輝き続けていた浅丘ルリ子に対し、石坂浩二の実母は高齢に伴い日常的な介助を必要とする状態になっていました。女優業に命を懸ける浅丘に家庭内での本格的な介護を求めることは難しく、ふたりの生活拠点は次第に別居状態へとシフトしていきました。
その際、石坂の実母の身の回りの世話や通院の付き添いなどを献身的に支えたのが、当時劇団スタッフだった現在の妻でした。母親が全幅の信頼を寄せ、最期まで手厚く寄り添ってくれた彼女の存在が、石坂浩二に「この人を生涯の伴侶として迎え、報いなければならない」という決断を促したとされています。