物語の集大成となった最終章「ウシジマくん編」は、コミックス41巻から46巻にかけて描かれました。ヤクザ組織・猪背組の若頭にのし上がった滑皮秀信(なめりかわ ひでのぶ)からの度重なる理不尽な恐喝、そして命を狙われる極限状態のなか、丑嶋は自身のすべてを懸けた最後の頭脳戦に挑みます。
幼馴染であり情報屋の戌亥(いぬい)、そして右腕の柄崎(つかざき)を巻き込みながら、丑嶋は緻密な罠を張り巡らせて滑皮を追い詰めることに成功。ヤクザの脅威から解放され、丑嶋は闇金業から足を洗って新たな一歩を踏み出すことを決意します。
柄崎と最後の食事を共にし、隠し金を手にしてこれまでの血塗られた生活に終止符を打とうとしたその刹那、あまりにもあっけない悲劇が丑嶋を襲います。自動販売機の前にたたずむ丑嶋の背後から現れた男が、突如として凶器を突き刺しました。薄れゆく意識のなか、丑嶋が地面に倒れ伏し、空を見上げながら息絶える姿を描いて、15年に及ぶ壮大な物語は幕を閉じました。