インターネット上のサッカーコミュニティやSNSでは、リーグの仕組みについていくつかの誤解が見受けられます。現場の取材から見えた3つの盲点を整理します。
誤解①:「JFLで優勝すれば自動的にJ3へ昇格できる」
これは最も多い誤解の一つです。JFLからJ3へ昇格するためには、成績面(年間順位2位以内)だけでなく、Jリーグ百年構想クラブやJ3ライセンスの保持、そして「1試合平均入場者数2,000人以上」「年間入場料収入1,000万円以上」などの厳しい事業条件を満たす必要があります。成績が良くても集客や財務面がクリアできずに昇格を見送られた事例は過去に複数存在します。
誤解②:「秋春制になると降雪地域のクラブは冬に試合ができなくなる」
豪雪地帯のクラブサポーターから懸念される点ですが、新スケジュールでは12月下旬から2月中旬にかけて約1か月半〜2か月の「ウインターブレイク」が設定されます。さらに、12月前半や2月後半の降雪リスクが高い時期は、アウェー連戦や温暖地域での集中開催を行う日程配慮が制度設計に組み込まれています。
誤解③:「放映権が有料配信独占になったことでファンの新規開拓が止まった」
DAZNの独占配信に対してライト層の離脱を懸念する声は根強いものの、近年ではYouTubeでのハイライト無料即時配信、TikTokやショート動画を活用した切り抜き展開、NHKや民放地上波での要所中継など、無料接点の再拡大が進められています。