手軽で便利なスマホ冷却シートですが、「年中貼りっぱなしにしておくこと」にはデメリットも存在します。
第一に、PCMシートが吸熱性能を発揮するのは「シート自体の温度が吸熱開始温度より低い状態」にある時だけです。スマホの背面に貼りっぱなしのまま高負荷処理を延々と続けると、シート全体が完全に熱で満たされ(飽和状態)、単なる断熱材のように熱を閉じ込めてしまう逆効果のリスクがあります。熱を吸い切ったシートは一度外し、涼しい場所で放熱・再凝固させるサイクルが本来の使い方です。
第二に、粘着タイプのシートを長期間貼りっぱなしにすると、端末の排熱による熱気と皮脂が混ざり合い、背面ガラスや塗装面に粘着剤が固着して取れなくなるトラブルがあります。リセールバリューを落とさないためにも、マグネット吸着型を選ぶか、必要なシーンだけ貼り付ける運用を心がけましょう。