週刊誌スクープが世に出た直後、タレント側がどのようなアクションを取るかは世論形成を決定づけます。過去の事例を振り返ると、失敗に終わった謝罪会見の対応には顕著な共通点が見受けられます。
記者クラブやワイドショー関係者が一堂に会する現場では、言葉の端々だけでなく「視線の泳ぎ方」「声の震え」「質問を遮るような態度」といった非言語コミュニケーションが克明に記録されます。弁護士が作成した無難なペーパーを読み上げるだけの姿勢や、質問に制限を設ける会見運営は、SNSや掲示板で「保身に走っている」と瞬時に拡散され、世間の反応と炎上に油を注ぐ結果となりました。
対照的に、制限時間を設けず記者からの厳しい質問にすべて肉声で答えきった会見や、自著や手記で自らの弱さや過ちを率直に告白した人物に対しては、批判の嵐のなかにも「これ以上の追及は酷ではないか」という空気が徐々に醸成されていきました。初動における潔さが、後の再評価への最低条件となります。