石井竜也を語る上で欠かせないのが、米米CLUBのフロントマン「カールスモーキー石井」としての顔だ。バンドはファンク・ロックをベースにしながら、演劇的なコントやド派手なステージセットを取り入れるという、前代未聞のエンターテインメントを展開していた。その中心でドタバタ劇を繰り広げつつも、ふとした瞬間に魅せる石井の圧倒的なイケメンぶりが、観客を強く惹きつけた。
派手なメイクや奇抜な衣装、時にはギャグ要素満載のコスチュームを身にまとっていても、立ち姿の美しさと顔立ちの端正さは隠しきれない。お笑い要素と芸術性、そして究極のハンサムぶりを高度に同居させたパフォーマンスは、当時の音楽業界関係者を唸らせた。エンターテインメントの枠組みを根底から変えた彼のカリスマ性は、今見ても全く色あせることがない。