2026年の台湾旅は、九份だけに留まらない。映画のワンシーンを想起させるレトロで神秘的なスポットが、台湾全土で再注目されている。
たとえば、台南の古い問屋街や、基隆の港町に残る古い路地裏。湿った空気と蔓草が絡みつく赤レンガの建物は、まるで『天空の城ラピュタ』や『千と千尋』の廃墟シーンに飛び込んだかのような静寂に包まれている。また、宜蘭(イーラン)の湿地帯に伸びる一本道は、まるで海の上を走るあの不思議な電車のシーンを彷彿とさせるとSNSで話題だ。点から線へ。台湾全体のノスタルジーを追う旅が、新たなムーブメントになっている。